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【ブレラ絵画館】見逃せない作品7選|展示室番号つきで1.5時間でサクッと回る美術館ガイド(ミラノ)

ブレラ絵画館 接吻

イタリアといえば、芸術の都!
ラファエロ、ベッリー二、カラヴァッジョ、などなど聞いたことのある芸術家もいるのでは?
せっかくミラノ旅行に行くなら、そんなイタリア芸術の巨匠たちの作品が集まるブレラ絵画館ははずせないですよね!

とはいえ、旅行中はタイトスケジュールだからサクッと回りたい!
イタリア芸術ってあまり知らないから楽しめるか不安、、。

という方のために、今回は美術史学部卒でアート好きの私が、ブレラ絵画館でみるべき代表作品7つをまとめました!
何がおもしろいのか、どこが注目ポイントかをサクッとご紹介して行きます。

ブレラ絵画館に行く前、もしくはブレラ絵画館をまわりながら見ていただけると嬉しいです!

この記事はこんな方向け
⚫︎ミラノ旅行で効率よく美術館を楽しみたい方。
⚫︎アートはあまり分からないけど、せっかくなら楽しみたい方。

展示作品、展示場所は、変更になる可能性があります。
最新情報をご確認ください。

目次

ブレラ絵画館で見逃せない代表作品まとめ(展示室番号順)

まずは、ブレラ絵画館の広場をよこぎって、中央奥の階段で上にあがって行きます。
上階についたら目の前にあるガラスのドアを入ったら、右手に進むと美術館がスタートします。

1. 展示室6 (Sala VI) –《ピエタ》ジョヴァンニ・ベッリーニ
Pietà – Giovanni Bellini 1460年頃

まずは、ベッリーニによる《ピエタ》。
この作品は、十字架から降ろされたキリストの亡骸を聖母マリアが抱きかかえる場面を描いた作品。

もともと宗教画はイエスやマリアなど登場人物はあまり特徴を出さず象徴的に描くのが基本とされていましたが、この作品ではもっと人っぽい体や感情のリアルさが重視されています。
「人間らしさ」の表現のはじまりを感じられる一枚で、観る者の感情に訴えかけることこそがこの絵の目的でした。

マリアの赤みを帯びた肌と、血の気を失ったキリストの青白い身体の対比によって、生と死が印象的に表現されています。
また、キリストの手が手前の墓石に触れている構図は、鑑賞者のいる空間と絵画の世界をつなぐ役割を果たしています。

画面全体に広がる、美しさと喪失感の対比が切ない、、。
描かれた人々のリアルな表情と、墓石に置かれたキリストの手がこちら側に伸びていることで、絵の中の世界に自分が引き込まれ“今この瞬間を一緒に体験している”ように感じられます。
悲しみの場面に自分自身も立ち会っているような不思議な没入感がありました。

2. 展示室6 (Sala VI) –《死せるキリストへの哀悼》アンドレア・マンテーニャ
Lamentation over the Dead Christ – Andrea Mantegna 1483年頃

二つ目は、マンテーニャの《死せるキリストへの哀悼》
亡くなったキリストの遺体を前に嘆き悲しむ人々の姿を描いた作品です。

大胆な遠近法(足元から見上げる構図)が特徴で、キリストの身体が画面の奥行きを強調するように描かれています。当時としてはとても斬新な遠近法表現で、観る者に強烈な臨場感とこの瞬間の緊張感を与えます。

画家が用いた、絵の具のチョイスとのりを混ぜた準備方法によって、色がくすんだマットな仕上がりになっています。
これによって、作品が私たち観る者に与える感情をより高めています。

絵全体のインパクト大!
画面全体に広がるキリストの存在感が印象的です
足元から見上げているのにわざと遠近法を歪めてキリストの顔は足より大きく描かれ、画家の意図して表現したキリストの神々しさ偉大さがひしひしと感じられます。

3. 展示室9 (Sala IX) –《聖マルコの遺体の発見》ティントレット
Discovery of the Body of Saint Mark – Tintoretto / Jacopo Robusti 1562〜1566年頃

ブレラ絵画館 名作

聖マルコの遺体が奇跡的に発見される瞬間を描いた劇的な宗教画のティントレットによる《聖マルコの遺体の発見》
光と影のコントラスト動きのある人物配置によって、まるで舞台のワンシーンのようなドラマ性が生まれています。マニエリスム〜バロックへの移行期らしいダイナミックな構図が見どころです。

光と影によるドラマティックさに目を釘付けにされた作品。
機械で作ったかのような、完璧な建築の遠近法は、どれだけでも見ていられるほどの圧巻の美しさです!

4. 展示室24 (Sala XXIV) –《モンテフェルトロ祭壇画》ピエロ・デラ・フランチェスカ
Montefeltro Altarpiece – Piero della Francesca 1472年頃

ブレラ絵画館 何を見る 代表作品 ピエロデラフランチェスカ

お次はピエロ・デラ・フランチェスカの《モンテフェルトロ祭壇画》
聖母子と聖人たちを描いた祭壇画で、当時のウルビーノ公も描き込まれています。
建築的な背景と幾何学的な構図が特徴で、数学的な遠近法と均整の取れた配置がとても美しい作品です。
明るい色彩や表情による神秘性も相まって、ルネサンス代表する名作の一つです。

ブレラ絵画館 見るべき作品 フランチェスカ

この絵画は、細かなところにまで一つひとつ意味が込められていて、謎解きが面白い作品。
建物の天井部分の貝殻は誕生の、そこに繋がれたダチョウの卵は、ダチョウの卵は受精なしで誕生するという中世に信じられていたことにより、マリアが神の力によって子を授かったことを表現しているそう。
また、この絵は墓廟の祭壇画なので、この卵は再生のシンボルで、イエスが復活することを意味しています。

描かれた人々の落ち着いた表情、数学的なまでに完璧な遠近法で描かれた建築に、厳かで格式を感じると同時になんだか時が止まったかのように錯覚してしまいました
そこに服を少し開いて傷を見せている人物や、透けた服装のエンジェルがいて、静けさの中にミステリーを含んだ感じがとても不思議で気になる作品です!

5. 展示室24 (Sala XXIV) –《聖母の結婚》ラファエロ・サンツィオ
Marriage of the Virgin – Raffaello Sanzio 1504年

ブレラ絵画館 ラファエロ 

お次は「聖母子の画家」とも言われるラファエロによる、《聖母の結婚》
聖母マリアと聖ヨセフの結婚の場面を描いた作品。
天才ラファエロの、ルネサンスを代表する名作の一つです。

中央に配置された神殿へと続く遠近法のラインがとても美しく、空間の奥行きが自然に感じられます。
ルネサンスらしく左右対称の安定した完成度の高い構図美に繊細で調和の取れた美しさが魅力です

ブレラ絵画館 代表作品 ラファエロ

ラファエロらしい、なめらかで穏やかで美しい表情にうっとり。
背景の圧倒的に完璧な遠近法によって描かれた背景は、左右どこから見ても本物の建物に見えるほど。
見れば見るほど虜になってしまう作品です。さすが天才ラファエロ!

6. 展示室28 (Sala XXVIII) –《エマオの晩餐》カラヴァッジョ
Supper at Emmaus – Michelangelo Merisi da Caravaggio 1606年頃

ミラノ観光おすすめ ブレラ絵画館 カラヴァッジョ

お次は、バロック絵画の確立者、カラヴァッジョの《エマオの晩餐》
復活したキリストが弟子たちの前に現れる聖書の一場面を描いた作品です。
カラヴァッジョが殺人を犯した1606年に描かれた作品で、隠れながらこの作品を描いたと言われています。

この作品は、カラヴァッジョの作風のターンポイントとなったとも言われています。
同じ題材の絵をこの数年前に描いていますが、それと比べこの作品はバロック絵画に特徴的な強烈な明暗のコントラストと極力までものを減らしたことが特徴的。
これによって、人物の表情や動きにフォーカスしたドラマティックさとリアリズムを感じることができます。

この作風が、バロック絵画の他の多くの画家たちに影響を与えていきます。

バロックらしく、劇的でドラマチック!
明暗のおかげでそれぞれの人の表情や動きが強調されて、それぞれがどんな感情なのかがよくわかる気がします。

7. 展示室34 (Sala XXXIV) –《接吻》フランチェスコ・アイエツ
The Kiss – Francesco Hayez 1859年

ブレラ絵画館 接吻

最後は、フランチェスコ・アイエツの《接吻》
恋人たちの情熱的なキスの瞬間を描いたロマン主義の代表作。この絵画は、たくさんの映画や広告に使われ、イタリアで最も有名な19世紀絵画の一つです。

情熱的な男女。そして、左側に見える人影、男性の階段に足をかけ立ち去ろうとする焦り。それらから感じるスリルが、ドラマチックさを作り出しています。
そして衣装の色彩や構図が印象的。

ブレラ絵画館 接吻 代表作品

男性のシャツの緑、女性の袖の白と、男性の赤いストッキングで、イタリアとフランスの国旗のカラーとなっています。
この色使いによって、実はイタリア統一運動を象徴する政治的・愛国的メッセージが込められているとも言われています。

静かで落ち着いた、ふわっと調和の取れた伝統的な描き方の中に、情熱やスリルなどの熱い題材が組み込まれている、静と動のコントラストが面白い!
女性のドレスのシルク生地にうつる、繊細な光がとても綺麗でした。

まとめ

ブレラ絵画館 チケット購入方法 アクセス

気になる作品は見つかりましたか?

美術館は、作品を見るだけでもその造形や色彩に感動しますが、その作品のストーリーを知ると10倍面白くなりますよね!
特に宗教画は、日本人には馴染みのないシーンも多いかと思います。
よかったらこの記事を見ながらブレラ絵画館をめぐって、イタリア芸術をより深く感じてみてはいかがでしょうか。

それでは、素敵なミラノ旅をお過ごしくださいね☺️

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました!

著者 Yuka @yukachi_paris
Paris / Lifestyle / Travel
心と体をいたわるやさしいパリ暮らし、旅行情報を発信中。
・フランス自炊生活の簡単レシピ(和食、冷凍食品ピカール活用レシピ,etc.)や時短家事。
・週末行きたいパリの素敵スポット etc.
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ブレラ絵画館 接吻

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